『女子学生、渡辺京二に会いに行く』の女子学生からの感想が届きました

『女子学生、渡辺京二に会いに行く』の女子学生の感想が届きました(Tsuda Today no.82)
①私がこのセッションで心を打たれたのは、「だれに見捨てられても構わない、という気持ちで、まっすぐ自分の生を大切に生きなさい」ということでした。
②この世界に産み落とされ、育ち育てられ、恋をして、時に子どもを産み育て、巣立ちを見送り、老いて死んでゆく。「自分の生を大切に生きる」とは、果たしてどのような生き様なのか。
③渡辺先生がおっしゃる生き様とは、ある意味で、「腹をくくって生きよ」ということであったと思います。それは、「あきらめるな」ということでもあり、
④自分という存在に執着することについてもっと胸を張りなさいという愛情に満ちた言葉でもあったように感じます。
⑤「社会のために生きなくてもいい。自分のために生きなさい」や、「無名に埋没して生きなさい」という言葉にも衝撃を受けました。
⑥社会に媚びず、周りの目の色を伺うのではなく、自分自身に真摯に向き合いなさい、ということは、ある意味で孤独を受け入れよということでもあるのではないでしょうか。
⑦名をあげ、身を立てることは結果のひとつに過ぎず、たとえ孤独でも自分の気持ちに正直にあり、そのような生に生かされいることを受け入れ、歓びながら在ることこそが、
⑧意味を持つのかもしれません。渡辺先生がかけてくださった言葉一つひとつに、深く救われたような思いで、私という存在が無条件に受け止められ、背中を押していただいたような気持ちになりました。(終)