岡田憲治さんの『静かに「政治」の話を続けよう』をおススメします

静かに「政治」の話を続けよう 岡田 憲治(著) - 亜紀書房 | 版元ドットコム
亜紀書房営業部は岡田憲治さんの『静かに「政治」の話を続けよう』を声高ではなく「静かに」おススメしたいと思います。

2011年3月11日の東日本大震災以降の話題書と比較すると岡田さんのスタンスがクリアに浮かび上がってきます。

ナオミ・クラインは『ショック・ドクトリン〈上・下〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』(岩波書店)で、大惨事につけ込んでなされる政府による過激な市場原理主義改革に対して警鐘を鳴らしました。
また、荻上チキさんは『検証 東日本大震災の流言・デマ』(光文社新書)で、チェンメールやツイッターによる流言やデマにダマされない方法を検証して話題を呼びました。
岡田さんは、今回の震災と原発事故は日本にとって大ピンチだが大チャンスでもあるととらえてます。大チャンスとは、私たちは政治について、たくさんのいいおしゃべりをするきっかけが与えられたという意味です。

岡田さんは本書で考えること、そしてコミュニケーションすることの必要性を執拗に繰り返します。
私たちは静かに淡々と考えることをはじめる以外にないのです。<38ページ>
切なくても静かに丁寧に考え続ける必要があるのです。<51ページ>
私たちにはどういうリーダーが必要なのかを大人として自分を棚に上げずに静かに語ること。<191ページ>
もし革命やクーデターではなく、人間が血を流すことなく世界を改善させたいなら、私たちは少しでも多くの人たちと豊かな政治の言葉を共有するようにしていくほかはありません。<224ページ>

2011年は民主主義におけるデモの必要性が叫ばれ、実際に何万人もの人々がデモに参加しました。デモの情報もキャッチできず、したがって参加もできなかった私(営業部I)でも、岡田さんが唱える「考えること」「言葉を他者と共有すること」を意識しながら生きていくことはできるはずです。本書『静かに「政治」の話を続けよう』を正にいま、もう少しだけたくさんの方々に、ぜひ読んでいただきたいとおススメするのはこのような理由なんです。






静かに「政治」の話を続けよう 岡田 憲治(著) - 亜紀書房 | 版元ドットコム
ショック・ドクトリンショック・ドクトリン (上) - 岩波書店
検証 東日本大震災の流言・デマ 荻上チキ | 光文社新書 | 光文社

12月26日、東京・中日新聞に広告を出しました。

1月6日武田鉄矢文化放送『三枚おろし』で、『静かに「政治」の話を続けよう』が紹介されました。

1月11日朝日新聞に広告を出しました。

1月12日岡田憲治先生が夕刊フジに登場しました。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120112/dms1201121234010-n1.htm

1月15日、北海道新聞に岡田憲治さんのインタビューが掲載されました。

3月1日、北海道新聞に岡田憲治さんのインタビューが掲載されました。
岡田 憲治 - 3月1日の北海道新聞の朝刊に恥ずかしながらインタビュー記事が掲載されました。29日の党首討論会につい... | Facebook